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男自転車しまなみ・とびしま海道二人旅 補足編 [しまなみ海道]

え~^^;
しまなみ・とびしま海道ですが…
 「いまいち、位置関係が良く分からない」
 「何県だったっけ?」
 「島と島の間を結んでいる道なんだ」
…のような、基本的情報不足をご指摘頂くことがあったので、ここで再確認の意味も含めて、位置関係等をハッキリさせておきたいと思います。

まず、しまなみ・とびしま海道の大まかな場所ですが、下図の赤枠の部分になります。

MAP.png


広島県と愛媛県にまたがる道で…
「しまなみ海道」は、瀬戸内の島々の経由して本州の広島県(尾道)と四国の愛媛県(今治)の間を結んでいます。
一方、「とびしま海道」は、瀬戸内海に浮かぶ岡村島と広島県(呉市川尻町)の間を結びますが、四国および「しまなみ海道」の島々とは繋がっていません。

下図↓で云うと4月30日の走行ルートが「しまなみ海道」、5月1日の走行ルートが「とびしま海道」です。

SHIMAANI.gif

これで、大まかなところはお分かり頂けたでしょうか?
(分かりにくい場合には、各画像をクリックすると拡大表示されます。)


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男自転車しまなみ・とびしま海道二人旅 Vol.4 [しまなみ海道]

5月2日(最終日:三原→広島空港→羽田)

最終日は何があっても良いように、かなり時間的に余裕を見ていた。
宿泊先から広島空港までは、距離にして26kmあまり。
それでもラスト7kmはちょっとしたヒルクライムなので、そこまでの走行は丁度いいウォーミングアップになる。

2010050201.jpg

この日、4日間の旅で初めて午前8時と云う遅い時間に朝食を摂った。
尾道でも今治でも朝食は6時半くらいだったので、朝からどうにも時間を持て余し気味だ(苦笑)

ここの温泉はチェックアウトが午前11時…。
急ぐ旅でもないので10時半を目安に宿を出ようかぁ…などと話していたのだが、いやぁ、食事終わって、支度しちゃうとやる事ねぇぇぇぇぇぇ(笑)
それでも10時くらいまでは、ベッドに寝転んでTVを見てみたりしていたのだが…
10時を過ぎた辺りで、とうとう我慢出来なくなりゆっきぃさんに電話…「なぁ、そろそろ行かね?」^^;
ゆっきぃさんも時間を持て余し気味だったらしく、快くOKサインが出た^^;

それにしても…
 早寝早起きして
 きちんと三食食べて
 自転車乗って適度に運動して
 いい空気吸っていい景色見て
 心を許した友人とバカな話して笑って
こんなストレスフリーな生活をしていたら、体調がすこぶるいいことに気がついた。
朝の定期的な軽量化もバッチリだし、持病だと諦めていた偏頭痛も全く出ない。
普段がどれだけ不健康な生活をしているのか、改めて思い知った気がする。

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…と云う訳で(どう云う訳だか^^;)、予定よりも早く宿を出発。
名残惜しいが、近場にわざわざ足を運ぶような所もなさそうなので、とにかく広島空港を目指すことにした。

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広島空港のそばには日本選手権ロードでも有名な中央森林公園があるので、そこで時間を潰すことも出来るなぁ…と、判断したこともある。
後ろ髪を引かれる思いで、途中、記念撮影などを挟みつつ、4日前に来た道を逆に辿って行く。
いよいよ空港まで残り7キロと云うところで、ここからがヒルクライムの開始。

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ちょうどヒルクライムスタート地点の交差点にコンビニがあったので、最後の悪あがきでRed Bullを購入。
翼を授けてもらうことにした(笑)

ここも亀老山の登りと同じに、各自のペースで登った方が良いので、ゆっきぃさんとは別に登らせてもらう。
自分の劣化具合を考慮し、7kmの登りで25分を目処とした。
このペースだと一応、Mt.Fujiヒルクライムでは90分くらいの感じかな?

登り始めがちょっとキツメなのも、Mt.Fujiヒルクラに似ている。
しかしこの登りの最中ほど、背中の荷物が重く感じたことはなかった。
せっかくRed Bull飲んだのに、翼は生えて来ないし^^;
結局、ゴールタイムはラップを見る限りでは25分15秒。
う~ん…微妙。
正直、23~4分くらいは欲しかったなぁ…
やっぱ、これから夏までの間に頑張って走り込もうと、心に誓うのでありました^^;

後からスタートした、ゆっきぃさんもほどなくして到着。
しかし4日間を通して、故障から回復したばかりの膝が何ともなくて本当に良かった。
これは彼の万全の体制を整える周到さと、ケアを欠かさない誠実さの賜である。

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時計を見ると、まだ余裕の午後1時前。
…と云うことで、最初の予定通りに中央森林公園のロードコースを走ってみることにした。
マイバイクのコースへの持ち込み料は100円、申込書を書いて料金を支払うと、許可証代わりに腕章みたいなものを貰える。
これをバイクのどこかに付けて走ってくれと云うことらしい…。

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コースは1周12.4キロのコースを選択、途中までファミリー向けのコースと同じなので、走行には注意が必要だ。
特に小さい子供らは平気でコースを横切ったり、斜行したりするので、安全マージンは十分に取らないといけない。
しばらくするとファミリーコースとも別れて、本格的なロードコースになるが、こ、これはキツイ^^;
平坦路がほとんどなく、絶えずアップダウンを繰り返している。
またカーブも多く、ウネウネと曲がりくねりながら、平気で10%近くの登りがあったりする^^;
レースだと選手らは、このコースをレーシングスピードで16周も回るの?
やっぱり尋常じゃない人達だワ^^;と、改めて痛感する。

2010050207.png

ところで…地図画像↑を見て頂いてもお分かりのように、このレースコースは広島空港の滑走路をグルッと一回りするレイアウトになっている。
その滑走路の端で見た光景がこれっ↓、これだっっ!

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カッチョエェ!
もうこの部分は是非とも可動式にして、普段は山の中に収納しておくと云うのはどうだろう?
必要な時、つまり飛行機が離着陸する時に、サンダーバードのテーマ曲に合わせて、山の中からせり上がって来るようにして頂きたい!
その為になら、事業仕分けで自分が蓮◯議員を説得してもイイと思った次第である^^;
絶対に観光客を呼べるんだけどなぁ…

7kmのヒルクライム+ロードコースを一周回って、身体的に疲れきったところで、丁度いい時間になった。
かいた汗を乾かして、そのまま隣の広島空港に向かう。
コインロッカーに預けてあった輪行バッグを出して、言葉少なげに最後の輪行準備をする。

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カウンターで自転車を預け、空港内のレストランでゆっきぃさんと遅い昼食を摂った。
今回の「しまなみ」は本当に楽しかった。一人で旅した時よりも、倍以上に…だ。

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食事を摂りながらどちらともなく「来年もまた来ようぜ」「いや、その前に秋のS.Wに五島列島だろ」と云う話しになった。
奇しくもゆっきぃさんが、自身のブログにこう書かれている。
「何処に行くか」ではなく「誰と行くか」が肝要である…と。
けだし名言である。

実は五島列島、真面目に調べてみたりしている(笑)
男自転車【五島列島】二人旅…乞うご期待であるっ^^

本日の走行距離:約39km(ロードコース周回を含む)
今回の総走行距離:約218km(誤差を含む、現実にはもう少し距離を乗っているハズ)

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男自転車しまなみ・とびしま海道二人旅 Vol.3 [しまなみ海道]

5月1日(3日目:今治→三原)

3日目は、自分でも未知の領域^^;
裏しまなみ海道とも呼ばれる「安芸灘とびしま海道」(以下、とびしま海道)を走る。

とびしま海道は【岡村島】―【中ノ島】―【平羅島】―【大崎下島】―【豊島】―【上浦刈島】―【下浦刈島】―【呉市川尻町(本州)】を結ぶ、一連の橋及び道路のコースを云うようだ。
「ようだ」…と云うのは、どうにもこれが正しいルートなのか、オフィシャルなコースがただ単に不明な為である。

20100501M.png

今治から岡村島までは、フェリー(第二せきぜんフェリー)を使う。
出航は午前8時25分、桟橋は第三桟橋。

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今治での宿が今治港の真ん前なので、時間的にはゆっくりだ。
午前8時に宿を出て、1分もしないで桟橋に着いた。
乗船料金は大人一人、自転車込みで岡村まで990円也。約1時間20分の船旅である。

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途中、大下→小大下と経由して、岡村島に到着。
ここでタイヤのエア調整やら最終的な準備を行い、出発する。

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最初のうちは右手側に海を見て走ることを基本に、後はiPhoneのGoogleマップ(別名:Google先生^^;)と、ゆっきぃさんのGarminを頼りに出たトコ勝負で行く(笑)

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ここは、しまなみ海道より道幅も狭く、それ故に海に近い感じがする。
何よりも静かで、晴天と相まって「穏やか」…と云う表現が良く似合う気がした。
ただ各島の間隔がより狭く、ややダイナミックさには欠ける。
多々羅大橋や来島海峡大橋のように圧倒される橋も少なく、しまなみ海道とは全く趣の異なる「海道」と考えた方がいい。

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だからと云って、走ってつまらないと云う訳では決してない。
しまなみ海道にはない「穏やかさ」や、まだそれほどメジャーになっていない事から、美しい風景を独占したかのような魅力が、とびしま海道にはあった。

残念なのはしまなみ海道に比べ、基本的に自転車向けには作られていない点だ。
橋や道路は全て車を基本に考えられている。
橋に向かって登って行く坂の傾斜や狭目な車道に、しまなみ海道のように自転車を呼びこもうとする意図を汲み取ることは出来ない。

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また全ての道路は生活の為であり、「見せる」と云うことにあまり重点が置かれていない。
だがまぁ、仕方がないとは思う。
ただ自転車で走ることを目的に、日本中から人が集まって来るなど想像も出来ない時代に作られたはずである。
しかし素材としては良いのだから、もう少しトイレや休憩ポイントなどを再整備して、それなりのプロデュース(例えばしまなみ海道サイクリングチケットと岡島までのフェリー料金をセットにしたものとか…)を行えば、昨今の自転車ブームだ、十分に人を呼べる魅力はある。

最初のガッツリとした登りは、大崎下島から豊島に渡る橋で経験する^^;
それほど長くない登りだが(500mほど)、傾斜が6~7%くらいありそうだ。
意地でフロントアウターで登ったが、登り切る頃までには息が上がってしまった。

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豊島でも海を右手に見ながら走る。
途中、漁港を過ぎた辺りに一軒の商店があるが、ここが貴重な補給ポイントだ。
幸い、自分たちはドリンクも補給食も心配なかったが、自分らと一緒にとびしま海道を走っていた、5人組みの男女混合のグループは、地元のおばちゃん達にどこかお昼ゴハンを食べられるところがないか尋ねていた。
おばちゃん曰く「お好み焼きの店が~」と聞こえたが、このグループと後ほどすぐに合流したので、どうやらお昼ゴハンは先送りにしたようだ。

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次は上浦刈島。
この島への橋は右側にある自転車通行可の歩道を走ることをお勧めする。
(下の画像は出口で撮ったものなので、歩道が左側にある)
橋を渡り切ると長いトンネルがあるからだ。

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トンネルを抜けると、長い下り坂…。
下るってことは…やっぱり…登りがあるんだよね^^;
風も向かい風だし、地味に堪える。

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しばらく登っていくと、ガードレールの上にただ「うどん」と書いただけの立て札が^^;
「(何だよコレ?)」と思っていたら、ちょうど坂を登りきったあたりにありました。
軽トラ改造した移動うどん屋さん^^
ちょうどいいってことで、お昼はこちらで戴くことにする。
汁はうす口で、天ぷらが旨かったなぁ…。

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燃料を補給したところで、再び走行開始。
この上浦刈島では、海を左手側に見て走る。
うどん屋さんから下って来ると、海岸線沿いを走る平坦な道になる。
山が削られて、海からプラントが生えている箇所が幾つかある。
見ると「製砂工場」とか…へぇ、なるほどねぇ…。

しばらく走ると、再び登りに…。
アップダウン多すぎ…。

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そして登りきったところが「であいの館」…まぁ、道の駅みたいなところかな?
ま、休憩かたがたチョット寄って行きましょ…と、ここの地図にある「大和ミュージアム」の案内を見て、ゆっきぃさんが燃えた(笑)

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今日は予定では安芸川尻から、宿泊地の安芸幸崎まで輪行しようと云うことになっていた。
どうせ輪行するならば…「この大和ミュージアムを見て呉から輪行しよう」と云うのがゆっきぃさんの案。
ナイスだよそれ!
これが二人旅のいいところ^^
アイデアの引き出しがダブルであるので、一人旅よりも豊かで柔軟性がある。
一も二もなく賛成し、ならば善は急げとばかりに、目的地を呉に変更した。

上浦刈島をかすめて、安芸灘大橋で本州へと向かう。
料金表では軽車両50円になっていたが、料金所の人に訊いたら自転車は無料でいいとのこと。
ラッキー♪

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そのまま国道2号に出て、呉を目指し西へと向かう。
途中、長いトンネルがあったが、このトンネルが超快適!
自転車通行帯のある歩道を走るのだが、何と車道と完全に区切られている。
騒音も少ないし、排気ガスも入って来ない、車も全く怖くないし良い事づくめだ。
日本中の幹線道路のトンネルがこんな風になってくれたら、もう自転車でどこにだって行ける。
ホント、素晴らしいトンネルだった。

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さて、国道2号をしばらく走って無事に呉に到着。
iPhoneでGoogle先生に現在地と大和ミュージアムの場所を確認、ホント、便利過ぎるツールだわ…。
これでカメラの性能が上がってくれれば、もう自転車旅にデジカメを持って行く必要はなくなる。
次期iPhoneに超期待しちゃうのだ^^

大和ミュージアムは、ほぼ期待通り。
もっと時間をかけて見たい気もしたが、休日とあって館内は人でごった返している。
落ち着いて見る雰囲気ではないのが、心残りだったかな…。

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それと気になって仕方がなかったのが、大和ミュージアムの向かいにある海上自衛隊の史料館。
通り沿いにド~ン!と本物の潜水艦が展示してあるんだから、気にならない男のコはいないでしょう^^
入館無料だったので、もちろん見学させて頂きました。
潜水艦の中にも入れて、満足感はこちらの方があったかも(笑)
とにかく呉に行く提案をしてくれた、ゆっきぃさんに大感謝なのである^^

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そろそろ陽が傾き出した頃、予定通りに呉から輪行して最後の宿泊地の最寄り駅、安芸幸崎に向かう。
安芸幸崎は無人駅だった^^; (でも、Suicaは使えるよっ^^)
駅の構内で自転車を組み立てて、今夜の宿、みはらし温泉を目指す。

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体調は良いが、微妙に疲労が蓄積している身体に温泉が嬉しい。
ゆっきぃさんと海の幸を満腹になるまで食べ、話し、「男自転車しまなみ・とびしま海道二人旅」の最後の夜が更けて行く。

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本日の走行は約52km(大下からのフェリー移動も含まれるので実走距離は数キロ短いはず)

【最終日に続く…】

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男自転車しまなみ・とびしま海道二人旅 Vol.2 [しまなみ海道]

4月30日(2日目:尾道→今治)

2日目の今日は、メインイベント「しまなみ海道」を走る。
久しぶりにグッスリ眠れたので体調もいい。普通に午前6時前に目が覚める。
6時半頃、ゆっくりと朝食。
和洋バイキングだが和食中心で摂る。
食後、休みながら出発の準備、午前8時にホテルをチェックアウトした。

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今回も尾道大橋はパスし、渡船で向島に渡ることにする。
昨日も利用した駅前渡船で、向島の少し奥まで行く渡船だ。

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向島側の桟橋でドリンクを補給し、いよいよ走行開始!
天気はいいが、風がやや強いのと冷たいのが気にかかる。
今日もレッグウォーマーと、アームウォーマーを着けることにした。

因島大橋までは昨日と同じなので、途中、停まることもなくゆっくりと走る。
しまなみの各橋には、自転車と原付バイク専用の料金箱が設置されている。
ここに現金を入れても良いのだが、小銭を用意する手間を省く為に、尾道で「しまなみ海道サイクリングチケット」を購入していた。
これが通常500円(しまなみ海道の全ての橋を自転車渡ると500円かかる…除く尾道大橋)のところ、キャンペーン期間中とのことで半額の250円。
かなりお得感がある。

因島に入り、いよいよゆっきぃさん的には未知の領域の始まり。
早くも写真家魂に火が入ったようだ。
今回は景色と旅を楽しむことが目的なので、自分も小刻みに停まって瀬戸内の自然を満喫する。

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やがてゆっきぃさんがポツリと「君がしまなみの為に、狂ったように仕事していた理由が分かったわ」。
しまなみを楽しむ為に仕事に区切りを付ける必要があったから、確かにシャカリキになって働いた。
それだけ、いやそれ以上の価値はある。
それに仕事でどれだけストレスが溜まろうが、そんなのはここに来れば一発で吹き飛ぶのだから…。

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因島の次は瀬戸田、サンセットビーチのある生口島。
平日とあってか交通量も少なく、自転車を走らせるには快適。
ただしアゲインスト基調の強めの風と、曇りがちな天気が気にはなるが…

しばらく走り龍光寺の辺りで、決まり事の一つ、会社への土産を購入する。
だが、いつも利用していたドライブインが閉店していた!
まぁ、大きさの割りにはお客さんが来てなかったようなので、閉店してても驚きはしないが、なんだか寂しい気がした。
観光地としていいところなのに、やはり地方の不況には厳しいものがあるようだ。

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土産自体は他の店で購入出来たので、宅配便で自宅に送ってもらう。
何しろ自転車なんで、余計な荷物を持って走る訳には行かないのだ^^;

さて、余計なことで時間を食ってしまったので、先を急ぐ。
生口島と次の大三島との間には、多々羅大橋がある。
自分的には「しまなみ海道」の中で、最も美しいと感じる橋だ。

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無機物に性別はないだろうが、敢えて云うと間違いなく多々羅大橋は女性だ。
それも女王様の気品がある。
いつ見ても、この橋の美しさにはヤラレてしまう。

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しかも自転車専用道は、見せ方まで心得ている。
戦略的にサイクリストを呼ぼうとして設計されたことが良く分かる。

多々羅大橋を下りた道の駅「今治市多々羅しまなみ公園」で昼食。
休憩後、次の伯方島に向かうが、ここで今までポツリポツリだった雨が、突然、本降りに!
天気予報を信じた自分らには雨具の用意がない(いや…降水確率30%でしたが^^;)
「ま、そのうち止むよ」←無意味かつ根拠のないポジティブさ^^;
ジタバタしてもしゃ~ないと、長袖のジャージだけ着込み、我慢して走っていたら10分ほどで雨が止む。
「ね?」←ね?ぢゃね~よっ!(笑)

伯方にはしまなみ海道沿いで最も規模の大きいであろう「しまなみ造船」がある。
大きい貨物船がドック入りしていたが、ずっと見ていても飽きない。
これも自分たちから見れば、十分に非日常的な風景だ。

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伯方島を抜け、次は来島海峡のある大島に入る。
そう…ここには前回、距離感が分からずに途中、休んで敗北を喫した、亀老山のプチヒルクライムが待っている。
今回は距離は分かっているし、登りの斜度も経験済み、そして登った後のご褒美も知っている。
ならば、リベンジするのは当然の助動詞!
心配なのは、膝の故障明けのゆっきぃさんだが、彼も登ると云う。
(違うな…多分、正確には「登ると言わせた?」^^;)

登り口まではゆっきぃさんを曳くが、ヒルクライムはお互いに自分のペースで登った方が良い。
前回のリベンジもあることだし、ここだけは自分が潰れてもいいペースで勝手に登らせてもらった。
もちろん今度はバッチリ登りきった。
でも、後で心拍計のデータを見てビックリ!
Max 199ってあ~た!良く死ななかったねっ(笑)
(いやぁ、俺の心臓ってこの歳でも結構回るんだなぁ…ハハハ)

数分遅れてゆっきぃさんも登って来た。
膝も大丈夫みたいだし、まずは一安心。

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そして亀老山からの眺望は、相も変わらずに最高っ!
やや霞んでいたのは残念だが、それでヒルクライムの価値が下がる訳ではない。

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十分に休み、水分を補給してから、亀老山を「一気」に下る。
ホント、あんなに苦労したのに、下りは速すぎ^^;

亀老山に比べればどうってことのないアップダウンを繰り返し、ようやく来島海峡大橋が見えて来る。
全長4キロ超にも及ぶ、しまなみ海道のクライマックスだ。
ここではただ圧倒される。

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この橋の上を自転車で走るのは、想像以上の気持ち良さが体験出来る。
自動車道をただ車で走ってしまっては得るものは何もない。
それでは、あまりに勿体なさ過ぎる。

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ゆっくり時間をかけて来島海峡大橋を渡り、無事に四国に上陸した。
最後に糸山公園で四国側から橋を眺める。

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今日の宿泊は前回と同様、今治港前のホテルだ。
辺りが薄暗くなり始める頃、ホテルに到着。
食事の後、今治城まで歩いてコンビニで買い出し。
昨日と同様、22時半くらいで気絶したようだ(笑)

本日の走行は約80km
明日は自分も未知の領域である「とびしま海道」を走る。

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【3日目に続く…】


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男自転車しまなみ・とびしま海道二人旅 Vol.1 [しまなみ海道]

今年のG.W前半を使い、長年の友人であるゆっきぃ氏と「しまなみ海道」を走って来た。
自転車で「しまなみ海道」を走るのは二年ぶり。
しかも今回は友人と一緒、これはもうどう転んでも楽しくなること確定である^^

今回の「しまなみ・とびしま海道RUN」は、広島空港スタートの広島空港ゴールで組んでみた。
スケジュールとしては…
 1日目:広島空港スタート→尾道ポタおよび向島の試走
 2日目:しまなみ海道
 3日目:とびしま海道
 4日目:三原→広島空港ゴール
…と、大まかにこんな感じ。

このブログでも1日ずつ記憶を辿ってみるつもりだが、特に3日目の「とびしま海道」は少し詳しく書こうと思う。
理由は「とびしま海道」の記述が、ネット上でも少ないような気がするからだ。
でもまぁ、文章と写真で伝えられることには、限界があるとは思うのだが…。

4月29日(1日目:羽田→広島→尾道)
初日は移動が主になる。
今回の長距離移動手段は飛行機、しかも往復共に広島空港を利用するので、輪行袋ではなく輪行バッグをチョイスした。
もちろん、万が一のことを考えて輪行袋も持参する。

午前8時15分のフライトだが、混雑を考慮して午前6時50分に羽田入りした。
まずは、これが大正解!
30日を休みにした人は今日からG.Wが始まるとあって、羽田空港は朝から大混雑。
手荷物カウンターは、どこも長蛇の列だ。

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結局、自転車を預けて検査場を通過したのは、午前7時40分頃…。
「ふぇぇぇぇ…」と、コーヒーを飲み終えた頃、すぐに搭乗となった。

1時間と少しのフライトで、広島空港に到着。
広島空港のことは最終日に詳しく書くが、山の上にあって、とても気流が不安定そうだ。
この日は元々、風が強かったこともあるが、フラフラとして着地の衝撃も強かった気がした。
元パイロットで作家の内田幹樹氏が云っているが、戦後に出来た空港は騒音等の条件から、市街地よりかなり離れた山の中などに作らなくてはならず、交通は不便だわ、気流は悪いわの空港が多いそうだ。
きっと広島空港もその一つに含まれるだろう。

ま…何はともあれ自転車を受け取り、早速、組み立てにかかる。
輪行バッグは小さく折りたたんで、使わない工具やポンプ等と一緒にコインロッカーに預けることにする。
次にロッカーを開けるのは、最終日、東京に帰る日だ。

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午前11時チョイ前に走行開始。
まずは初日の宿泊地、尾道を目指す。
ルートの中心は、国道2号を東へ進むコースだ。
国道は交通量が多いが、それでも、とにかく景色を眺めながらゆっくり走るのが、バケーションとしての正しい走り方だと考えている。
それにゆっきぃさんは膝の故障から復活したばかり、申し訳ないが急ぐ旅でもないし、抑えて走ることにした。

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天気は上々だが、風が強く冷たい。
まさかG.Wの「しまなみ」で、レッグウォーマーとアームウォーマーのお世話になるとは思わなかった。
一昨年なんて、初日から日焼けに悩まされたのに^^;
しかし、気分の良さには変わりがない、いや…ヘンに暑くない分、今年の方が気分がいいゾ^^

1時間ほど走り三原市に入った頃、見つけた丸亀製麺で昼食にした。
定番の「かまたま」に天ぷら、おにぎりでお腹いっぱい。
風は強いが追い風だし、云うことないねぇ…

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お昼を終えて、再びスタート。
更に1時間ほどで尾道に到着。
う~ん
向島に見える造船所、行き交う渡船、坂にある家屋…これこそ尾道の風景だぁ
「尾道よ、私は帰って来た!」(確か、一昨年も同じこと云った(笑))

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この頃になると、ゆっきぃさんの写真家魂が完全着火^^;
「光がいいうちに行こう!」と云うゆっきぃさんを無理やり説得して、今夜泊まるホテルに背負っている荷物を預かってもらう^^;

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まずは復活した駅前渡船(※)で向島に渡り、因島大橋まで行くことにする。
まぁ、明日の下調べみたいなものだ。
(※確か台風か何かで向島側の桟橋が壊れ、しばらく欠航していたはず。)

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相変わらず景色も、海も素晴らしい。
やがてやや登りながら、そして大きなコーナーを回ると、因島大橋の全貌が姿を現すハズだ。
「(はい、ど~ぞ)」と橋の方向を指し示す。
「おおぉ~~っ、スゲ~っっ」
ゆっきいさんの声に、我が事のように嬉しくなる。
そう、実際に見ると分かる…とにかく「スゴイ」としか言いようがない。

「しまなみ海道」の素晴らしさは、恐らく自分で体験してみないと分からない。
行ったことのない人に「尾道はいいところだよ~」「しまなみ海道は絶対に走ってみるべきだよ」と力説しても、写真やビデオを見せても、「へぇ~」「そうなんだ」と伝わらないことおびただしい(苦笑)
結局は、騙された…と思って行ってみるしかないのだ。
ゆっきぃさんもこの瞬間までは、「話し半分」くらいの期待感だったのでは?と勝手に想像している^^;

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因島大橋から先はいよいよ明日の楽しみに取っておくことにして、今日のところは、陽の落ちないうちに尾道を見て回ることにする。
この街は新しいものと古いものが、絶妙なマッチングを見せている。
坂を上がり尾道水道を見下ろすと、どこでも画になるし、なぜかノスタルジックな感情を覚える。

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「その自転車どうしたの?」
とある神社の境内で遊んでいた子供たちの一人が、自分たちの自転車見てゆっきぃさんに尋ねた。
「ん?担いで登って来たんだよ」
「すご~い!」
坂の街の小さな主役達は、ロードバイクがヒョイと簡単に持ち運べるくらいに軽いことを、きっとまだ知らないだろう。
何気ない会話だが、こんな出会いだけでも、旅をする価値がある。

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細く、厳しい階段を、ロードバイクを肩に登って行く。
石壁に「猫の細道」とあるのは、どうやら猫の集会場の脇を通るらしい。
なるほど、この細くて狭い道は、猫の好みそうな場所だ。

いい加減、肩が痛くなって来たなぁ…と思った時、ゆっきぃさんが「ここでお茶しよう」と一軒の店の前で足を止めた。
屋号は「梟の館」
玄関横には「躾の出来ていない人は遠慮して下さい」のようなことが書いてある。
ふむ…面白い!
「そうだね、喉も乾いたし」と、一も二もなく賛成した。

店内は静かで、落ち着いた雰囲気。
看板の注意書きと云い、偏屈そうなオヤジが出てくるのかと思いきや、にこやかかつ丁寧に出迎えてくれたのは、まだ若いマスターだった。
いい意味で裏切られた感じがする。
緊張の後に来る予想外の弛緩、戦略的には確かに正しい^^

お薦めを訊いたら「季節限定のジュース」とのこと。
二人で清見オレンジのジュースと、チーズケーキのセットを頼むことにした。
今回、4日間の旅で自分的ベスト3の一つが、ここの「清見オレンジのジュース」である。
掛け値なしに「旨い」以外表現のしようがない。
隠れ家チックなお店の雰囲気と云い、ぜひもう一度行ってみたい店である。
(友人同士もいいが、恋人同士ならばもっといいだろう)
ちなみに店の写真や情報はゆっきぃさんのブログに詳しい。

2010042911.jpg

その後、一通り尾道の定番を二人で観て回る。
最後に尾道ラーメンで締めて(まぁ、味は感心しなかったが…)、無事に1日目を終了した。
それでも尾道の街は、自分が好きな佇まいのまま、変わっていなかった。
「しまなみ海道」が目的の人は、尾道を通り過ぎてしまうことがまだまだ多いだろう。
それだからこそ、この街をゆっくりと体験して欲しいと願う。
「騙された」と思って、是非。
本当に「いい街」だと云う意味が、きっと分かる。

ホテルでは明日の準備だけ整え、TVを眺めているうちに気絶するように就寝。
恐らく(Twitterの呟きを見る限りでは)午後10時半くらいなハズ^^;

2010042912.jpg

さて…
いよいよ明日は、メインイベントである「しまなみ海道」を走るぞぉ!

本日の走行:約47km(GPS測位のみでセンサー未装着の為、走行距離等の誤差あり)

20100429M.png

【2日目に続く…】

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ツール・ド・しまなみ 最終日 今治~松山/羽田~自宅ステージ [しまなみ海道]

5月5日(月曜日)

昨夜、遅くまで起きていた割には、朝の5時に目が覚めた。
耳をすますと外を走る車が、水を跳ね上げるような音を立てている。

恐る恐るカーテンの隙間から外を眺めるが、不安的中で見事に路面が濡れていた。
あ~あ、雨かよぉぉ(T_T)

最終日1.jpg

願をかけて雨の準備をしていなかったので、仕方なく、荷物からレインウェアとシューズカバーを引っ張り出す。
濡れては困る携帯電話や、着替えなどをビニールに入れて、もう一度、パッキングのし直し。
念のためにTVの天気予報を見るが、どのチャンネルも午前中は雨の予報で変わらない。

ちなみに東京も夕方から雨の予報。
やれやれ…どうやら今日は一日、雨の前線と追いかけっこのようだ。

朝食を食べ、午前7時ちょうどにホテルを出た。
うまい具合に雨は止んでくれている。
路面は濡れているものの気温も丁度いいし、直射日光が差さない分、腕の日焼け(火傷)がかなり楽だ。
パンツに跳ね上げる雨水が気持ちが悪いが、贅沢は言っていられない。
レインウェアを腰に巻き付けパンツへの跳ね上げをブロックして、とにかく昨日のルートで松山空港を目指す。

しかし突然、北条の辺りで雨が本降りに…。
空は明るいのだが、大粒の雨なのでレインウェアを渋々着ることにする。
…んが、5分も走らないうちに再び雨が止む。

これは、ついているのか?
空には雲の切れ間も見えるので、暑苦しいレインウェアを再び腰に…。
路面が滑りやすいのでスピードは控え目にしていたつもりなのだが、気温が低い分だけ楽だったのか、昨日と同じような時間で松山空港に着いてしまった。

最終日2.jpg

空港の端の方まで行き、自転車の汚れを落としてから輪行袋に仕舞う。
もう輪行袋にも随分慣れて、かなり手早く済ますことが出来るようになった。
乾いたジャージとジーパンに着替えて、自転車とディバッグは荷物として預けてしまう。
これで身軽になった。

…が、自転車を預けてしまってからトンでもないことを思い出した。
自転車を飛行機で運ぶ場合、いくら与圧されているとは言え車輪の空気は抜いておかないといけないのだが、後輪のエアーを抜くのを忘れてしまったのだ。
しかしもう、いくら騒いでも後の祭り。
後はタイヤが破裂しないことを、神様に祈るしかない。

11時半の飛行機までは、まだ1時間半以上時間がある。
自転車は気になるが小腹が空いたので、コーヒーとトーストで時間をつぶす。

今日はG.W.らしく全便満席とのアナウンス。
飛行機も11時ちょい前に着いた便が11時半にはトンボ返りとは…整備員や清掃員、クルーの人は大変だろうなぁ

最終日3.jpg

それでも日本の航空会社が素晴らしいのは、どんなに忙しくてもフライトスケジュール通りに運行される点だ。
しっかり定刻通りに羽田に到着した。
バゲッジクレイムでディバッグをピックアップし、カウンターで自転車を手渡ししてもらう。
すぐに袋を開けてホイールを確かめるが、何事もなく無事だったのでホッと一安心。良かったよぉぉ

世間様はリターンラッシュの真っ只中、ごった返している羽田空港で自転車を出すのはかなり勇気が必要だ。
出来るだけターミナルの隅の方で、目立たないようにして自転車を組み立てる。
これから自宅まで、最後の自走。

ところが…
案内標識だけを頼りに環八方面に出ようとするが、どうにもうまく出られない。
原付、軽車両は進入禁止だったり、あの広い第一ターミナルと第二ターミナルの間を、丸々一周以上廻ってしまった。
どうにか無事に環八方面への一般道を見つけることが出来たが、今回のツーリングで最も焦ったのがこの時だった。
恐らく2、3キロ(いや、もっとか?)は余分に走っているだろう。

しかし一般道に出られれば、後はそう迷うことはない。
しばらくはモノレールに沿って走り、大森方面に出ればいい。
この後、第三京浜に出て、大井町、品川と抜けて行く。
新橋で昭和通りに入れば、後は普段の通勤路と全く変わらない。
何とか雨が降り出す前の、午後5時には自宅に帰り着くことが出来た。

帰ってすぐ、4日間トラブルもなく、無事に走ってくれたPinarelloに感謝して洗車をする。
ピカピカに磨き上げて、ガレージに収納したのが6時。
まるで待っていたように、雨が降り始めた。


人生は短い…が、バケーションはもっと短い。

でもまたいつか、「しまなみ海道」を走ってみたいな~
もちろん、自転車で…。



本日の走行:約100km
今回の総走行距離:約330km

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ツール・ド・しまなみ 3日目 今治~松山ステージ [しまなみ海道]

5月4日(日曜日)

朝からいい天気。
昨日、「しまなみ海道」を今治まで走って来ただけで、腕と脚の露出している部分は真っ赤に火傷状態になっている。
薬局でも探して、日焼け止めでも買っておけば良かったと悔やんでも後の祭り。
今さら日焼け止めでもないだろうということで、もう日焼け対策は特別にしないことにした。(すぐに後悔する羽目になるのだけど…)

今日は松山空港まで試走しながら、松山市内をポタリングする予定。
片道およそ50kmほどあるので、往復すれば昨日より多く走れることになる。

朝食の時、ホテルの若女将さんが「今日はどちらまで?」と聞くので、「松山空港までどれくらいかかるか走ってみようと思ってます」と答えたのだが…若干、引き加減だったのが妙に可笑しい。
もしかしたら「自転車乗り=変わり者」だと、誤った(正しい?)イメージを植え付けてしまったかも知れない。

朝食の後、部屋で少し休んでから出発。時間は9時。
ガレージにはGIOSとSchwinnの自転車がまだあった。お二人は今日はゆっくりなのかな?

しかし降り注ぐ太陽光線はすでに殺人的、走り始めたばかりなのにテンション落ちまくり。
それでも地図を確認して、松山まで海沿いのルートで行くことにした。
国道196号まで出て大西方面へ向かう。しばらくは道なりでOK。

海沿いの道は気持ちが良くていいが、舗装の差がかなり激しい。
特にキシリウムSLを履くことによって、コンフォータブルなPinarello F3:13がSuper Sportsと化しているので、路面の状態で脚と腕への影響がかなり違う。
とにかく…舗装の良いところは気張って踏んで、荒れたところは無理せず流す…を繰り返しつつ、ひたすら前へと突き進む。

しばらくすると北条に着く、北条の辺りには「風早の郷風和里」という道の駅があるが、取りあえず往きは休憩はなし。
そして、この道の駅から少し行ったところにバイパスとの分岐路が現れる。
「県庁」と書いてある道がバイパスへ続いているのだが、ここでは県道の方へ直進。
どうもこのバイパス、トンネルはあるようだし、自転車は「走れない」もしくは「走らない方が無難」な道に思える。

松山05.jpg

それにしても「県庁」て…松山のことだが、なぜ普通に「松山」と書かない?
道を走っている以上、何県を走ってるのか分っとけ…と、言うことだろうか…。

ちなみに…このバイパスとは松山の市街地に入る直前に↓な感じで合流する。

松山04.jpg

やっぱり自転車で走るにはキケンな匂いがするんだけどなぁ…^^;
実際のところは、どうなのだろう?

この合流を過ぎると、松山空港まではおよそ10キロほど。
市の中心部を真っ直ぐに突っ切り、空港通りにぶつかったところで右折。
そのまま直進すると空港がある。
空港通りの途中には、やや長めのトンネルがあるので、不安な人は歩道を走った方が良いかも知れない。
松山空港までの所要時間は、2時間15分くらいだった。
初めての道にしては、まぁまぁだろう。

これで目的の一つである試走は終わり。
後はノンビリ松山の街を見て歩くことにする。
まずは有名な道後温泉へ。

市内の歩道は自転車レーンと色分けされていて、なかなか走りやすい。
速度を出さない人は、この自転車レーンを走った方が良さそうだ。

松山01.jpg

道後温泉は松山の中心からそれほど遠くない場所にある。
「千と千尋の神隠し」で千が働く湯屋のモデルの一つに、この道後温泉も含まれるらしいが確かに納得。
神様がお風呂に入りに訪れても、おかしくない佇まいをしている。

松山03.jpg

まぁ、観光客でイモを洗っていたし、日焼けがすでに「火傷」と化しているので入浴は諦めたが、話のネタにいつか一度は入ってみたい温泉の一つだ。
その後、道後温泉の駅前をウロウロしたり、道後公園の木陰で涼んだりしてあてもなく過ごす。

ところで松山市内には路面電車が走っている。
なかなか風情のある光景だが、道路を横切る場合はこの線路に要注意だ。
普通の踏み切りよりも凹凸が激しく、下手するとリムを痛めてしまう可能性がある。
気をつけた方がいいだろう。

松山02.jpg

しばし松山市内をウロウロしていたが、あまりに暑いのが嫌になり今治に帰ることにした。
もちろん往路をそのまま逆に辿って、バイパスは避ける。

途中、往きに目に入った道の駅「風早の郷風和里」に寄ってアイスを食べた。
いや、暑かったからかも知れないが、こいつは美味かったわ~^^
お薦めである。

松山06.jpg

来た道を戻っているだけなので、知った道の帰りは楽だ。
今治市内に入ると、往きは気がつかなかったのだが、スクリューのオブジェがある。
今治港のものより小ぶりだし、スクリュー羽根の枚数も少ないが、やはり造船の街をアピールしているのだろう。

松山07.jpg

ホテルには午後3時過ぎに到着。
冷たいシャワーで汗を流し、着替えてから、夕方まで今治市内をブラブラして終了。

夕食の時、宿の若女将さんに「松山空港まで行かれたんですか?」と訊ねられたので、「2時間15分くらいでした」と答えたら、「車とそんなに変わらない」と驚いていた。
だからと言って、晩御飯のおかずが一品増える訳ではないんだけど…。

これで一日も終わり、明日は松山空港からお昼前の飛行機で東京に帰らなくてはいけない。
天気予報は雨。
気が滅入りつつも、わざと雨の準備はしないでおく。

港を眺めつつ、なかなか眠れずに、午前2時くらいまではウダウダと起きていた。
あ~あ…



本日の走行:約100km
本日までの総走行:約230km


つづく…

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ツール・ド・しまなみ 2日目 来島海峡大橋~今治ステージ [しまなみ海道]

亀老山展望公園で眼下に広がる瀬戸内の絶景を堪能し、汗が十分にひいたところで山を下ることにした。
登りであれほどもがいたことがまるでウソみたいに、下りはあっけないほど速い。
調子に乗っていたら、アッという間に車に追いついてしまった。これでは後ろから自転車に煽られている車の図…だ。

こんなところで無理して落車するのはただのバカなので、ここは大人しく車の後からついて行くことにする。
ブレーキがギリギリと鳴るので、新品のホイールが心配で仕方がない。追い越したくなるのをグッと我慢し続けて、フラストレーションの溜まるダウンヒルだった。

途中、半分ほどまで下った辺りで、レンタサイクルを押して登っている男性の二人組みを発見。すれ違いざまに「頑張って下さ~い」と声をかける。
さらに、もうそろそろ山を下りきるというところで、今度はスポルティーフで登って来る年配の男性とすれ違った。
ここでも「頑張って!」と声をかけるが、スポルティーフ氏はこちらをチラと見ただけで、ただ黙々と登って行く。
無理もない、1時間ほど前の自分もああだったのだ。
全力でヒルクライムの最中に、余計なことに費やす力は持ち合わせていない。

亀老山を下りきったところで左に折れると、すぐに登り基調になり、やがて来島海峡大橋が見えて来る。
その手前には道の駅「よしうみいきいき館」があるが、ここの海鮮バーベキューは大人気だ。

しまなみ24.jpg

しかしここでは水分だけ補給し、先に進むことにする。
ここから来島海峡大橋まではずっと登り状態になるが、さすが「しまなみ海道」最長最大の橋である、入口まで登って行く自転車道のループも一際大きい。
本来、この登りは意外とキツイのかも知れないが、亀老山を登った後では大抵の登りは苦にならないから不思議だ。
意外とすんなりと、橋の入口まで登りきった。

しまなみ25.jpg

午後の日差しは強いが、橋の上は相変わらずいい風だ。
ここに来て先を急いでも何の意味がないので、ノンビリを景色を楽しみながら自転車を走らせた。
真下の海を見下ろすと、本当にキレイな色をしている。
きっと潮の流れが速いので、澱まないのだろうな…そんなことを考える。

しまなみ26.jpg

来島海峡大橋は、歩行者も多い。
小さな子供らが歓声を上げながらはしゃいでいるので、注意が必要だ。

橋の中ほどに料金所がある。ここだけ唯一、有人だった。
200円、残っていたサイクリングチケットを全部料金箱の中に入れる。
「ありがとうございま~す」
車の料金所でもお礼を言われることなど滅多にないのに、200円で「ありがとう」なんて、ちょっとくすぐったい気がした。

来島海峡大橋を渡りきると、今治市内つまりは四国に上陸したことになる。
このまま今治の市街地まで行ってもいいが、時間もあるので、来島海峡展望台に寄ることにした。
少し登り坂になるが、展望台はすぐそこだ。短いトンネルをくぐれば、駐車場に出る。
橋自体を間近で見るには、この展望台からの眺めはなかなかいい。
来島海峡大橋は夜もライトアップしているようなので、来てみるのも良いかも知れない。(夜はカップルが多そうだけどねぇ^^;)

しまなみ27.jpg

しばらく橋を眺めた後、今夜の宿泊場所を目指して展望台を下る。
宿泊先のホテルは、今治港のすぐそばにある「七福」というところ。
G.W真っ只中の割には、今治の街は意外に静かだった。
商店街らしきモールも、半分以上がシャッターを下ろしている。
やがて大きなスクリューのオブジェが目に入る。どうやら、ここが今治港のようだ。
「七福」はそのすぐそばにあった。

しまなみ28.jpg

玄関脇がガレージのようになっていて、ここならば安心して自転車を停めておくことが出来る。
ホイールとフレームにワイヤーロックを通して、カレージ内のパイプに括りつければOKだ。

しまなみ29.jpg

チェックインを済ませて、部屋で服を着替える。
明日に備えて自転車をメンテナンスしようとガレージ内を見ると、どこかで見たような自転車が2台仲良く停まっていた。
GIOSのAERO LITEとSchwinnのロード。
ありゃりゃ、今朝方、尾道から向島に渡る渡船で一緒になって、向島休憩所でカメラのシャッターを頼まれたカップルさんですよ…。
あれから途中ではお逢い出来なかったが、まさか、最後の最後で同じホテルに泊まりとは…
しかし、こんな偶然もあるんだなぁ…。


とりあえず、長かった一日もこれで終わり。
明日は松山まで行って、道後温泉でも見物して来るつもりだ。


本日の走行:約80km
本日までの総走行:約130km


つづく…

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ツール・ド・しまなみ 2日目 大三島~亀老山展望公園ステージ [しまなみ海道]

「多々羅しまなみ公園」で水分補給をしたので、生き返ったように次の目的地へとペダルを廻す。

大三島の「しまなみ海道」はそれほど距離はない。
すぐに伯方島へと渡る海道唯一のアーチ型橋梁、大三島橋が姿を見せた。
渡った伯方島では、見覚えのある造船所(しまなみ造船株式会社)が、出迎えてくれる。

しまなみ20.jpg

これはこの日の夜のニュースで知ったことだが、自分が伯方島に入った頃、気温がピークに達したようだ。
30度越えの真夏日。をいをい…5月のまだ4日だぜ?
どんなにグチをこぼしても陽が陰る訳もなく、いくら空気が爽やかでも降り注ぐ太陽光線はジリジリと肌を焼く。
げんなりと周囲を見渡すと、左前方にローソンが目に入った。
軒下で涼んでいるチュレステカラーのミニベロが「休んでいけば~」と誘っているような気がして、Pinarelloをビアンキの隣に停める。
さっき休んだばかりだけど、別に先を急ぐ旅でもないしね~(苦笑)

ついでにここで昼メシでも買って行くかとヘルメットを脱いでいるところに、ビアンキのオーナー氏が買い物を済ませて戻って来た。
「こんちは」代わりに、「暑いっすね~」とご挨拶。
ビアンキのオーナー氏も半袖のTシャツに短パン姿、腕と脚が真っ赤になっててかなりキツそう。
「日射病気味で、少し頭がボ~っとするんです」と怖いことを言う。
氏も自分と同じく今朝、尾道を出発し、目的地は今治なのだが、その今治での宿がまだ手配出来ていないのだそうだ。
一人なので、どうにでもなると出てきたらしい。(ビアンキ氏は実に「旅」という行為の本質を理解している。)
すでに今治までは全行程の半分を過ぎているので、小まめに休みながら走って下さいねとお願いし、「お気をつけて!」とビアンキ氏を見送った。

その後、昼食のパンと飲み物、10秒チャージ2時間キープのウィダーinゼリーを購入して出発。
ローソンから数百メートルで、たちまち「マリンオアシス伯方」に到着する^^;
時間も丁度いいのか、駐車場や公園内には沢山の自転車が並んでいて、皆、一休みといった風情だ。
中には上半身裸で寝そべって、甲羅干しをしている猛者もいる。

しまなみ21.jpg

面白いことに、ここでは車より自転車の数が圧倒的に多い。やっぱり、こうでなくっちゃ!
自転車で「しまなみ海道」を走りたくて観光客が集まる。
人は安心して、気持ちよく自転車で走れる場所があれば、そこでは車よりも自転車に乗るのである。
これは真理だ。

…をっと、話が脇に逸れてしまった。

ここのところちょくちょく休み過ぎているので、昼食はなるべく短く摂るように心がける。
それでも20分くらいは休んだだろうか、まだオープン前のシャワーハウスのトイレで用を済ませ再び走り出す。

大三島と同じように、この伯方島も次の橋まで、それほど距離は離れていない。
すぐに自転車道の橋の案内板が見えて来た。
伯方・大島大橋は海峡の真ん中に浮かぶ小島を境に、二つの型式の橋に分かれている。
3径間連続鋼箱桁橋の伯方橋と、単径間2ヒンジ補剛箱桁吊橋の大島大橋(難しい型式名はググってみただけさっ^^;)…とはいえ、通行料金は二つまとめて50円なので心配はご無用。

ところで、伯方島と大島の間は、小島があることも影響してか、潮が複雑に流れているのかも知れない。
前に来た時も見たのだが、ここでも川のように海が流れているところを目撃した。
なぜだか分からないのだけど、何回見てもこの光景は妙に興味を引く。
どうやら海というと波が打ちよせては曳くを繰り返すイメージが、半ば常識となって自分の脳内に刷り込まれているようだ。
ところが潮の高低の差で海面が川のように流れるという現実が、その常識に反する光景なので、ひどく奇異かつ新鮮なものに写るのだろう。

10分ほど飽きずに眺めていただろうか、いつまでもキリがないので諦めて先に進むことにする。
伯方・大島大橋へのアプローチは、恐らく感じるほどは登っていないはずだが、暑さで削られた体力には、そのそれほどではない傾斜が意外と堪える。
こんな時には焦らずにギアを落として、脚を廻すことだけを考えるのが一番だ。
橋の上は相変わらず爽やかな風が吹いていて、しばしの間、汗まみれの自分を忘れさせてくれる。

伯方・大島大橋を渡りきると、いよいよ来島海峡大橋のある大島に入る。
ここでは本日のメインイベント中のメインイベント、亀老山展望公園へのヒルクライムが待っている。
4年前バイクで登った時でさえ、きつい傾斜だと思った坂道を、これから自力だけで登らなくてはいけない。
装備も含めて70kgの質量が得る位置エネルギー分を、先に自分の身体で仮払いする訳だ。

気は進まないが、それでもやはり登らずにはいられない。
なぜならば展望台からの最高な眺めが、鮮明に記憶に残っているからだ。
ここを自分だけの力で登ったら、見える景色は同じでも、得ることの出来る感動は4年前と比べ物にもならないだろう。
キツイのは分かっていて、それでもここを外さずに登る理由は、そんな単純な動機にあった。

その亀老山展望公園へは来島海峡大橋の直前で左に折れる。
すぐに登りになるが、本当の登坂になればこんなものではない。
しかしややこしいのは「亀老山展望公園800m」とか書かれた案内標識だ。
これをこのまま鵜呑みにすると、つまりは「亀老山展望公園(への登坂開始まで)800m」という現実が重くのしかかる。

そんないい加減な案内にがっくりしたところで、本格的なヒルクライムに突入する。
後で調べたところによると、この亀老山展望公園(標高307.8m)へのヒルクライムコースは全長3.7キロ、平均斜度は8%を越えるのだそうだ。(8%よりもっとあったような気もするけど…)
これを事前に調べておかなかったことが、自分的には大きなミスだった。

とにかくコースの距離も傾斜も分らぬままに、ただ4年前、オートバイで登った記憶だけを頼りに自転車で登り始める。
背負ったディバック(約5kg)が重たく感じる、肩に食い込む。

途中、明らかにダンシングでないと登れないくらいの斜度が何度かある。
追い抜いて行く車も1速か2速だろう、エンジンが唸っているが、こっちの心臓はもっと唸って悲鳴を上げている。
とにかくファイナルローで踏み続ける。いやぁぁ、コンパクトで良かったよぉぉぉぉぉ(T_T)
そんな横を車や観光バスが何台も追い抜いて行く。
きっと車内では「自転車で登ってる物好きがいるよ、バカだなぁ」とか言われているんだろうなぁ、コンチクショ~っっ!(苦しさに起因する被害妄想だ^^;)

それにしても、どこまで登っても「山頂まで○○キロ」とか「展望台まで○○キロ」のような、モチベーションになるインフォメーションが全くない。
情報がないのがこれほどキツイとは今まで考えもしなかったが、これは本当にキツイ。
どれだけ我慢すれば良いのか全く分からないままに、苦しさに耐え続けるのは尋常でない精神力が必要となる。

とにかく次のコーナーを曲がれば案内があるかと淡い希望を抱いては、見事に裏切られる…こんなことが永久に続くかと思われた。
…が、我慢の限界は唐突に来た。
結局、残り1キロくらいのところで、とうとう足が出た。
呼吸を整えて再び登り始めるが、ゴールまであと100mくらいのところで再び着地。チクショ~っっ!
悔しいのは残りの距離が大体でも分かれば、二回目の着地は我慢できたと思えることだ。

それでもどうにかこうにか、レロレロになりながらも頂上の駐車場に無事に到着。
やったぜ~っ!(泣いたカラスが何とやら^^;)
売店で買って飲んだ水が、これまた最高に美味かったのは言うまでもない。
そして展望台からの眺めも…もちろん最高~っっ。

しまなみ22.jpg

一人で感慨にひたる自分の横で、30代くらいだろうか、明らかに自分よりも若い男性が仲間に向かって「すごい絶景じゃん、感動だよなぁ」とか涼しい顔で話をしている。
「をいをい…君らの絶景はほんの数分間アクセルを踏んで手に入れた絶景だろう?こっちと一緒にしないでくれよ~」と、思わず口から出そうになるのを必死で堪えた。

ところで…
この亀老山展望台だが、階段や踊り場の端にクッションのようなものが貼ってある。
この上だとクリートもカチャカチャと音を立てないし、歩くのも楽なのだが、もしかして自転車乗りの為に貼ってあるのだろうか?
だとしたら山頂までの距離表示がないのを許してもいいかも知れない。
もちろん、真偽のほどは謎のままだけど…ね。

しまなみ23.jpg


つづく…

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ツール・ド・しまなみ 2日目 尾道~多々羅大橋ステージ [しまなみ海道]

5月3日(土曜日)
今日は尾道から今治に向けて「しまなみ海道」を走る。
今回の大きな目的であり、メインイベントである。

午前7時に起床、サイクルジャージに着替え、レストランまで朝食を食べに下りる。
ビジネスホテルの朝食らしく、和洋バイキングなのが妙にありがたい。
ご飯を二杯、ロールパンを二つ、数種類のおかずに加えて、オレンジジュースや果物などを多少多めに摂った。
さらに果汁100%のジュースを買って、ディバッグに詰め込んでおく。

午前8時にチェックアウト。
駐車場で自転車を組み立てて、各部をチェック。
タイヤの空気圧は足りない分は、ターボモーフで補充。

自転車の準備も終わり、渡船の乗り場に向かっていよいよ出発~っ…というところで、ふと気がついた。
確か今回の決め事は『往きの新幹線と帰りの飛行機以外、移動する際の乗り物は自転車以外使わない』んじゃなかったっけ?^^;
このルールに従うならば、尾道から向島に渡るのに「尾道大橋」を渡らなくてはいけないのだが…。
ところがどのガイドブックやWebサイトを見ても、自転車で尾道から向島に渡るならば「尾道大橋」は渡らずに、渡船を利用した方が良いと書いてあるんだよね~。

まぁ、ここで変に意地を張ってつまらない目に遭うのもどうかと思うので、今回のルールに「尾道から向島に渡る渡船を除く」の一文を加えることにした^^; これを「臨機応変」という。
さて、晴れて渡船に乗ることが出来るようになった。乗船するのは尾道駅前から出ている「駅前渡船」。
Pinarelloの奥手に写っているのがその乗り場である。

しまなみ12.jpg

この駅前渡船は向島側の発着場が運河を少し奥に入ったところになっており、乗っている距離も他の渡船に比べて少し長い。
乗船賃は大人一人が100円、自転車が10円加算されて110円だが、料金的には不思議と得した気分になれる。

しまなみ13.jpg

同じ渡船に、何人かのサイクリストと乗り合わせた。
それでもロードバイクに乗っているのは自分の他に30代くらいの男性と20代の女性とのカップルだけ。おそらくご夫婦とお見受けした。
格好はお二人ともサイクルジャージにレーパンと本格的、しかもなかなかキマっている。
美男美女のカップルで、同じスポーツが趣味なのは最高に羨ましい。
バイクは男性がGIOSのAERO LITE、女性はちょっと珍しくSchwinnのロードモデルだったことも印象に残った。

他にはMTBの女性サイクリストが一人。更にレンタサイクルの家族連れが二組と、男同士で二名。
休日の朝早くに向島に渡る人は、やはりサイクリングと観光がメインになるようだ。

向島の船着場について、これから走るルートを地図で再確認する。
少々遠回りになってもいいので、海沿いの道を走ることにした。
走り出したのは9時少し前くらいだろう。

天候はドピ~カンで太陽が容赦なく照りつけるが、空気が乾燥していて走り出すと涼しい風が身体に当たる。
なんつ~か、とても…とても気持ちがいい。
爽快っていうのは、こういう気分を言うのだろうなと、走りながら一人で納得する。

海沿いに島を取り巻く道は、交通量も少なく非常に快適。
アップダウンもほとんどないので、脚自慢の人は重いギアをガシガシ踏んでいけるだろう。
実際、三人で列車を組んだローディが、追い越しざまに「こんちはっ」と声をかけて行った。いいねぇ
対向車線を向かって来るローディも、こっちを見ると会釈するか、「ちわ~っ」と声をかけてすれ違う。いいねぇ

バイク同士のピースサインもいいけど、自転車乗り同士のこう言ったコミュニケーションはもっといい。
同じスポーツや趣味を楽しむ者同士が、気軽に声をかけあったり話が出来たりすることは、とても大切なことなんだよね。

走り始めて数キロ、因島大橋が見え始めた頃に、自転車道向島休憩所がある。
まだまだ休憩する必要はないが特別に急ぐ理由もないので、景色を楽しみがてら休んで行くことにした。
見ると覚えのあるGIOSブルーのAERO LITE、Schwinnのロードが停まっている。同じ渡船に乗り合わせたお二人だ。

休憩所の見晴台からカメラで因島大橋を撮っていたら、件のカップルの男性の方から「シャッターを押してもらえますか?」と声をかけられた。
その後、少し話をしたが、どうやらお二人とも今日は今治泊りらしい、自分も同じなので「どこかでまたお逢いするかも知れませんね~」と言い残して、お二人は先に走り出して行った。

しばらく休んで、自分も出発。
因島大橋はまるでケージの中を走るようで、なかなか面白い。
上は有料道路で自動車が走っていて、その下を原付、自転車、歩行者が通行する。
ふと、お台場に向かう「ゆりかもめ」で、レインボーブリッジを渡った時を思い出した。
ちょっと似ているかも知れない。

しまなみ14.jpg

因島大橋は因島側で料金箱に通行料(50円!)を入れる。
料金所は無人だがカメラで監視はされているので、誤魔化してはいけない。
何よりも、誰もいないからと料金を払わないのはみっともないし、同じ自転車乗りとして恥ずかしい。
真剣に勘弁して頂きたい。

因島大橋を下り、再びサイクリングロードに出る。
このサイクリングロードを標識通りに辿ると、フラワーセンターの前を通るようなっているのだが、もしフラワーセンターに用がないのであれば、そのまま海沿いの道を直進しても良い。自分は今回、この海沿いのルートを選んだ。
フラワーセンター方面に進む場合は、若干のアップダウンを覚悟した方がいいだろう。
いずれにしても、どちらのルートを辿っても生口(いくち)橋の手前で合流する。

生口橋へのアクセスだが、自転車と原付では途中から異なる。
路面の指示通りに進まないと、原付用の道を自転車や歩行者が通行するのは危険ですよん。

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生口橋は多々羅大橋と同じ斜張橋で、多々羅大橋の弟分な感じがするキレイな橋だ。
その生口橋を眼下の海を眺めながら、ゆっくりと走る。
時刻は午前10時頃…この辺りから、直射日光に焼かれた剥き身の腕と脚が気になりだす。
ヒリヒリして、赤いんですケド…。

生口島をほぼ半周するくらいの勢いで、海沿いにサイクリングコースがある。
ここでの有名スポットは「平山郁夫美術館」「耕三寺」「サンセットビーチ」かな?
自分は「平山郁夫美術館」「耕三寺」のちょっと手前のドライブインで、土産を買った。
前回、土産を買ったのと同じ店だ。
レモンクッキー、レモンケーキがなかなか美味しい。
まとめて購入し、ついでに自分の荷物の中から使わない物と一緒に自宅まで送ってもらう。
ほんの僅かでも背負う荷物が軽くなると、気分的に随分と楽になるから不思議だ。

ドライブインを後にしばらく走ると「サンセットビーチ」に出る。
ここは名前の通りに瀬戸内に沈む夕日がキレイなのだそうだが、残念ながらまだ一度も見たことがない。
もちろん、今回もお預け。何しろまだまだお昼前だし…。

サンセットビーチに後ろ髪を引かれる想いでそのまま走り続けると、行く手に多々羅大橋の美しい姿が見えて来る。
世界最長の斜張橋とのふれこみだが、そんな能書きはどうでも良くなるような、あたかも孤高な女王を連想させる姿である。
思わず写真を撮りたくなるが、大き過ぎて真横から橋の全景を撮ろうとしてもフレームに収まりきらないのが難点だ。

しまなみ16.jpg

ここでの通行料は倍の100円になるが、高いとは全く思わない。
また、この多々羅大橋は、主塔の下で手を叩くと、斜めに張ったワイヤーが鳴き竜現象を起こすことで有名。
実際に二箇所ある主塔の下では皆が思い思いに手を叩いたり、橋桁に括りつけてある拍子木を打ち鳴らしたりして、鳴き竜現象を確かめている。
もちろん車では橋の途中で停車することは出来ない。ただ素通りするだけとは、実にまぁ、勿体のない話だ。

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橋を渡りきった後、自転車は緩やかなスロープを下って行くのだが、途中、左手にヘリコプターが見える。
海上自衛隊から譲り受けたHSS-2というヘリコらしい…。
外側の手入れはしてありそうだが、もう飛ぶことは出来ないだろうなぁ…ふとそう思った途端、おかしなことに恐竜の化石が頭に浮かんだ。
まるで朽ち果てた恐竜の尻尾の下をくぐるように、自転車道を下って行く。

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スロープを下りきって道路を渡り、左方向に若干戻ると、「多々羅しまなみ公園」がある。
ここでしばらく休憩。
運動量よりも、とにかく暑さで汗がひどい。ジャージの背中は気持ち悪いくらいにビッショリだ。
ディバッグを下ろして、自販機で買ったアクエリアスを一気飲み。
う、うめぇ…。
五臓六腑にしみわたるって表現が、大袈裟に感じないくらいに美味かった。
でも、ただ暑くて喉が渇いただけじゃあ、これほどには美味く感じないんだよね。きっと…。
この「多々羅しまなみ公園」からは、たった今、渡ったばかりの多々羅大橋の全景を見ることが出来る。

しまなみ19.jpg

時計を見ると、まだ昼には少し早い時間、まぁ、昼メシにしても良いのだが、実は今日のお昼は伯方の「マリンオアシス伯方」で摂ることに決めている。(前回そうだった、という理由だけなんだけど…)
ここは水分補給と休憩だけで、ボチボチと先に進むことにしよう。
実は暑さで参っていたのか、あまり食欲がなかったのも事実である。


つづく…

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